プラモをやってるとついつい欲しくなるのがエアブラシではないかと思いますが、エアブラシを買ってしまうと次に欲しくなるのは塗装ブースではないでしょうか?
塗装ブースまでは…と思っていた人もいざエアブラシを使ってみると塗装が舞うのに意外と閉口してしまいますよね。例えばダンボール箱など箱状の物の中で塗装すると、吹き付けた塗装が跳ね返ってきて目で見ていてもヤバい感じになってしまいます。
私も前回記事【レビュー】ガンダムマーカーエアブラシって使い物になるの?で、ガンダムマーカーエアブラシに挑戦してみましたが、やはり塗装ブースほしい欲に敗北…敢え無く塗装ブースを購入してしまいました。
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エアブラシを買うと塗装ブースも欲しくなる!クレオス Mr.スーパーブース コンパクトとは?
塗装ブースの構造そのものは簡単なので、理想の塗装ブースを求めて自作する人もいるようですが、今回、私が選んだのはクレオス Mr.スーパーブース コンパクト。ファンの吸引能力が高そうなので、タミヤ スプレーワーク ペインティングブースII(ツインファン)も考えましたが、やや高い気がしたので、バランスを考えてクレオス Mr.スーパーブース コンパクトを選択しました。
名前の通り机の上に乗る程度の多きさの塗装ブースですが、プラモの塗装をするには十分な大きさのモデルとなっています。パット見の外見がやや安っぽいところは有りますが、その分取替が効くパーツが多く塗装で汚れてきたら交換出来るメリットも有ります。
まずは、Mr.スーパーブース コンパクト組み立てる
そういう経緯でクレオス Mr.スーパーブース コンパクトを購入してしまった訳ですが、箱を開けるとバラバラの状態で収納されています。組み立ては難しい感じでは有りませんが、ドライバーが必要となります。このブースを買う人でドライバー持ってないパターンは少なそうですが、事前に用意しておくと良いでしょう。
それ以外はフィルターをパーツの間に挟んで取り付けたりするていどで、ごくごく簡単に組み立ては進みます。
メインのパーツとなるファンのユニット部。PCの電源を一回り小さくしたぐらいの大きさです。
扇風機のようなファンではなくて、シロッコファンになっています。
ファンへのフードの取り付けのみドライバーが必要になります。なぜかフードに取り付け穴が空いてなかったので、キリで穴を開ける必要が有りましたが、簡単な作業なので問題ないでしょう。
不織布のフィルターをトレーに取り付けます。これはネジ止めなど無く挟むだけです。
フードにフィルターを取り付けた状態。
塗装が跳ね返ってくるのを防止するためのハニカムフィルターを装着。猫の爪とぎを少し荒くした感じです。
こいつ、ちゃんと吸うぞ!
組み立てが完了して、電源を入れてみると後部のホースから排気が出ていて空気が流れているのを確認出来ます。この塗装ブースだけでは、さすがに塗料は部屋中に飛び散ってしまうので、ダンボールで覆いを拡張したら塗装開始です。
いざ使ってみると、今まで箱のの中からモワッと塗装が反射してきていたのですが、そういった感じがかなり軽減されてエアブラシを快適に使えるようになりました。以前からエアブラシを使う場合にはマスクを利用してきたのですが、塗装ブースとマスクを併用すれば、より快適安全に塗装作業を進められそうです。
意外と問題となるのは塗装ブースを窓際に設置しないと排気ダクトを外へ導けないので、都合よく塗装ブースを置ける作業スペースを確保出来るかどうかだけかもしれませんね。ホームセンターなんかで、ちょっとした机なんかを買ってくる必要があるかもしれません。
もう一点出てきそうな問題としては、小さいとは言え衝立状の塗装ブースの前で塗装することになるので、手元が暗くなる場合が考えられます。作業環境によっては手元を照らす照明などあると、塗り残しなどの作業ミスを減らせる気がします。
さていよいよ塗装開始。塗装ブースが有ると塗料が舞い上がらず快適に塗装出来ます。
何となく面倒になりがちな塗装作業ですが、塗装ブースが有ると、随分と手軽になりました。
すべての問題を解決できる訳ではないが、塗装作業がかなり快適に
塗装ブースが有ると塗装の飛び散りや舞い上がりが相当抑えられるので、何となく避けてしまう塗装の作業がかなり手軽になるのは確実です。もちろん、道具のクリーニングなど解決してくれない問題も有りますが、塗装を吸わないためにもマスクと共に、塗装ブースの活用をお勧めしたいですね。
最後にファンが付いているので音の大きさを気になるところですが、そんなには大きな音はしないと思いますが、深夜に使ったりするとさすがに家族とトラブルになったりするかもしれません。上手く折り合いを付けて作業していただきたいと思います。