HGUCの1/144ガンダムも出てから、そんなに時間が経ってないように思うのですが、THE ORIGIN版やら、ENTRY GRADEや矢継ぎ早にキットの発売や予定が目白押しのRX-78 ガンダム。実は、HGにはさらに旧版が併売されてたりと、続々と発売されてくるので中々ややこしいのですが、今回取り上げるのは2020年に6月に発売された「HG 1/144 RX-78-2 ガンダム [BEYOND GLOBAL]」です。
BEYOND GLOBALに関しては発売前から話題になっていたので気になっていたのですが、予約のタイミングを逃し→発売前に品切れ→通販では購入困難→潤沢に出回るまで諦めるか…って状態でした。
ところが、偶然近所の家電量販店の棚でBEYOND GLOBALと出会ってしまったのです。これはもう買うしか無い…というわけ購入。組み立てることになりました。
巡り合せとは分からないものです…
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BEYOND GLOBALを早速開封!この色大丈夫?そして、さらばポリキャップ!
買ってしまったものは仕方ないので早速開封します。可動範囲が広いこと、手首の特徴的な関節、腰が細すぎない?など事前情報は知ってたのですが、開封後一番驚いたのは、色が今までのガンダムと違うこと。白の部分が全体的にアイボリーカラーで、トリコロールカラーの青と赤のパーツも随分と彩度が抑えめです。
え?これ地味すぎない?大丈夫?って感じは有りますが、今までの派手すぎるガンダムのイメージを刷り込まれていたに違いない!と言い聞かせて組み立てます…
そして、組み立て始めるまで気づかなかったのですが、ガンプラと言えばお馴染みのポリキャップをまとめたランナーが入ってないのです!
組み立て初めてから気づいたので、ポリキャップが入ってない!!!なんて大騒ぎせずに済んだのですが、初めてポリキャップが入ったキットを組み立てた感動から30年以上…今後のガンプラではポリキャップ無くなってしまうのでしょうか?!
最近のガンプラぽい色分けされたランナーで、あまり塗装しなくても大丈夫です。ただし、この色がOKならばですが…シールは目しか入ってませんが、この段階でシール地獄は無さそうで安心します…
RX-78-2 BEYOND GLOBALを組み立ててる!
多くのガンプラと同じくRX-78-2 BEYOND GLOBALも胴体から組み立てて、頭、腕、足の順で組み立てます。組み立てはポリキャップランナーが無いので、ランナーを探したり、持ち直す手間が省けるのか、気持ちサクサク進んでいきます。
最新のキットなので、なんでこんな目立つ場所にゲート有るんだよ!みたいなパターンも少なくて助かりますね。
胸部と腹部が全面のヒンジで繋がっていたり、最初から構造が違います。
目はシールが付いていましたが、塗ってみたくなったのでガンプラマーカーで塗って、はみ出た部分は消しペンで修正。目はシールでも良いと思いますが、シール貼ってないのもあって、少し厚ぼったさが緩和される気がします。 お面部分は内側にモールドが入っているのですが、中々良いですね。
腕の取り付け方も全然違いました。パチンとハメる構造では無くて、差し込んで別のパーツで固定します。
ふくらはぎはパーツ数を分けてパーティングラインが目立たない構造です。足のデザインも今までとかなり違います。
足の付根のパーツ。このクランク状のパーツが可動して、股関節の可動範囲を広げてくれます。お尻が無くなりますがw
腰アーマーも黄色い部分にボールジョイントが付いてて、変えて来たなって感じました。
つま先の可動範囲もかなり広いです。
組みたったので動かしてみる!BEYOND GLOBALの可動範囲を見せてもらおうか!
実は最近のガンプラはよく動く物が多いので、皆そんなに困ってないんじゃないかとも思いますが、可動範囲を見ていこうと思います。
ガンダムはラストショット出来ないと寂しいので、前から肩の可動域が広くなるようにデザインされてました。なので、肩アーマーが当たって腕が上がらない…なんて事は無いです。
ここで、弟に借りたHGUCのガンダム登場。色やフォルムの違いは一目瞭然です。意外と太もも部分が長い気がします。HGUCのガンダムも細すぎるとの意見が有るようですが、さらに細身になってますね。
ビームサーベルにも、ちゃんと手が届きます。HGUC版も普通に手が届きますが、より自然に動いてるように見えます。
手首に関節が増設されているのも特徴的なポイントですが、手首をより広く動かせているのが分かります。
組み立て段階でも書いた股関節部分の可動範囲。結構足が上がりますが、腰アーマーが接触するので、ラインダンスみたいなポーズは無理です。そして、大きく足を動かすとお尻が消滅…
ナラティブガンダムも加えて、ひざまずかせてみました。意外とこのポーズ難しくて、自然にポーズを取れないガンプラが多いです。ナラティブガンダムも比較的可動範囲は広いですが、上半身が仰け反ってしまってますね。
そして、パイロットなどを掌に乗せて下ろす動作。もうちょっと腰の可動範囲が広くないと地面には届かないようです。惜しい…
デザインの好き嫌いは有るだろうけど今後のガンプラの流れを先行か?
HG 1/144 RX-78-2 ガンダム [BEYOND GLOBAL]についてはやはり、何より驚いたのはポリキャップランナーの廃止でしょう。互換性の問題はあるものの、結果的に組み立てがスムーズになった気がするので、個人的には今後のガンプラではこの路線を踏襲して欲しいところです。
そして、可動範囲の広さはかなりのものですが、やはり胴体の可動範囲に関しては、もうひと踏ん張り欲しかった気がします。左右方向はそんなに不満無い感じでは有りますが、前後方向の可動範囲が狭くて少し残念な気がします。
デザインの変更のうち色に関しては見慣れてくると、このぐらいも落ち着いていて良いかなと思えて来ました。腰(腹)は細さよりも長さが気になるかもしれませんね。
RX-78-2 BEYOND GLOBALの路線が今後も踏襲されていくのかは注目ですが、今後登場するキットは今まで以上に組み立てやすくなるのでは?と期待しています。ジムなんかもキットが古いので、この機会にBEYOND GLOBAL版が出ると面白いかもしれませんね。